停電時はまず漏電チェックをしてみよう
2016.06.04
漏電とは、電源から意図せぬ領域に電流が流れている状態です。
火災や感電の恐れがある為、早急に電気を停めて、その原因を解決する必要があります。
電気は目に見えないので、放置しておくのは大変危険です。
住宅の分電盤においては漏電遮断器がありますので、停電時にはチェックが必要です。
この漏電遮断器は、配線などに異常が発生した場合に自動的に電気を停めます。
その時は、各安全ブレーカを1つずつ調べていけば、どこが異常なのか把握できます。
その部分だけは電気を停めたままにして、電気工事店に修理してもらうことになります。
電気を扱うのはとても危険なので、専門家に任せましょう。
停電時はパニックになりがちですが、冷静に対処するべきです。
普段から分電盤について調べておくことをお勧めします。
なお、非常用の懐中電灯を用意しておくと、停電時でもスムーズに調査ができます。
漏電の原因は、コンセントなどの内部設備か、各家電の配線のどちらかが多いです。
何らかの原因で、絶縁をしている被膜部分が剥き出しになっていたりします。
例えば、害虫が入り込んでケーブルを齧っていたりするのです。
あるいは、経年劣化による破損も考えられます。
漏電を予防する為にも、家電の説明書はよく読み、正しく使用することをお勧めします。
特に、水を扱う洗濯機などは漏電の危険性が高いので、アースは必ず使用するべきです。