洗面所などでの漏電
2016.06.05
“もらい事故という言葉で真っ先に思い浮かぶのは、自動車での追突事故などでしょう。
しかしもらい事故にも色々な種類のものがあり、工場や集合住宅などに設置されている変圧器の不具合で起こる漏電でのもらい事故というのも存在するのです。
例えば今まで問題なく使用できていた集合住宅の漏電遮断機が突然入れた途端に落ちるようになってしまった場合などは、その集合住宅内に漏電が発生している部屋がある可能性が高いということなのです。
一箇所漏電している部屋があると他の部屋に住んでいる住民に大きく迷惑を掛けてしまう結果になる、これをもらい事故というのです。
では漏電によるもらい事故を防ぐための対策とはどのようなものかというと、複数の接地付き変圧器を使用する際には並列静電容量を有しない機器を利用し、5アンペアに対する変圧器1アンペアの接地側に接地抵抗器を挿入することによって地絡時における並列静電容量の電流を抑制という手段が最も簡単だと言えます。”